線維筋痛症とともに生きている、 復活サポートカウンセラーが約4年間 心理カウンセリングを受けてみた

線維筋痛症患者でもある、cocoroharadaがカウンセリングと出会ってどう変わったかを綴っています。

2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第76回 ブラック企業と働き方について(8)

もと営業マンとして現在、営業職をやめた人とお話をすることもあります。カウンセラーとしてカウンセリングの中で話したことに関しては守秘義務がありますので、そういうケースはお話できませんが、それ以外のカウンセラーでないときに聞いたお話をちょっと…

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第75回 ブラック企業と働き方について(7)

自爆営業が話題になったのは日本郵政の問題が顕在化したあたりでしたから、2013年ごろと記憶してますが、私が働いていたのは昭和末期から平成初頭にかけての話でしたから、問題が浮上したのがつい最近というだけで、実は昔からずっとあったということになり…

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第74回 ブラック企業と働き方について(6)

私のように自己肯定感が低い人間だけが、おちこぼれ営業マンになっていったのかというと、どうもそうではなかったんですね。営業というのは「過去どれだけ貢献したか?」より「いまどれだけ貢献できているか?」というところを評価される仕事ではないかと経…

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第73回 ブラック企業と働き方について(5)

これから書くことは実を言うと、つい最近カウンセリングの中において流れで話をしたら、先生から「それはおかしい」といわれて、はじめて自分が「ブラックな働き方」をしていたことに気が付いたお話です。 最初に営業職に就いた時、給料明細というものをみた…

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第72回 ブラック企業と働き方について(4)

ブラック、ブラックと言いますが、これも人によって向き不向きも関係するので、私が「ブラックだ」と主張しても「いや、そうとは言い切れないだろう!」という意見もあるでしょう。 ですので、これから書くことはあくまで私の体験談でしかありません。自己肯…

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第71回 ブラック企業と働き方について(3)

自己肯定感が低いまま、流れに任せてしまうとどうなるか?私の具体例をご紹介しましょう。 私の大学時代は、バブル全盛の折でした。今とは逆に会社が優秀な人材を確保しようと、学生を接待し、なんとかうちにきてもらおうということが茶飯事でした。私もずい…

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第70回 ブラック企業と働き方について(2)

自己肯定感が低いと、自信が持てず、何をやっても失敗しやすくなり、不安も増えて臆病になっていきます。自信がないので、自分の価値を安売りしてしまいます。安売りした結果、入った会社がブラックだったということは十分想定できる話です。 なぜこんなこと…

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第69回 ブラック企業と働き方について(1)

私達線維筋痛症患者にとって、働き方は大変重要な課題になります。なぜなら、公的支援もなく、医療費もかさむ以上、何らかの収入を得る必要があるからです。 しかし、一般社会は現在、病人を戦力として採用する方向にはありません。また、よしんば戦力として…

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第68回 線維筋痛症と睡眠障害(8)

睡眠中に活動しているホルモンは充実した1日を過ごすために欠かせない働きをしています。睡眠中に活動するために、「必要な睡眠時間の確保」と「睡眠の質を高める事」が必要となります。今回は眠りに欠かせない三種類のホルモンをご紹介したいと思います。成…

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第67回 線維筋痛症と睡眠障害(7)

眠れないときに、どうしたら寝られるか?不眠を体験された方、あるいは今悩んでいる方には永遠のテーマかもしれません。しかし寝ることに対して、我々はよいイメージを持っているのでしょうか? 日本の社会人の睡眠時間は、全世界でも最短レベルに短いことが…

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第66回 線維筋痛症と睡眠障害6

自己肯定感が低いと、自分自身に価値を認められません。いつも人の評価が気になり、反応に一喜一憂しながら過ごすので、とにかく疲れます。 しかし、いくら気にしても自分に価値があるとは思えないので、承認欲求が満たされないまま過ごすことになります。す…

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第65回 線維筋痛症と睡眠障害5

自己肯定感というのは、自分の長所も短所も認めて受け入れる力です。しかし、この自己肯定感が低いままだと、私の体験上さまざまな問題を引き起こす可能性が予測できます。 ところで夜寝る前に1日を振り返り「あの時はああすれば良かった」と「あの時あんな…

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第64回 線維筋痛症と睡眠障害4

若年性線維筋痛症の子どもは、性格も際立っており、いわゆる「良い子」で、真面目、頑固、完璧主義、潔癖主義、妥協を許さないなど柔軟性の欠如があり、コミュニケーション障害、融通性に欠ける性格、他人への過剰な気遣いなどが特徴ですが、これはまんま幼…

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第63回 線維筋痛症と睡眠障害3

線維筋痛症とは書いてないのですが、睡眠障害の問題について、興味深い記事をみつけたので、ご紹介したいと思います。 消えない「累積疲労」 体の疲労、心の疲労にも移行し…(読売新聞(ヨミドクター)) - Yahoo!ニュースheadlines.yahoo.co.jp 痛みとの因…

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第62回 線維筋痛症と睡眠障害2

線維筋痛症には若年性線維筋痛症と言って、発症年齢が9~10歳のころに疼痛がでてくるものがあります。 若年性線維筋痛症の子どもは、 性格も際立っており、いわゆる「良い子」で、真面目、頑固、完璧主義、潔癖主義、妥協を許さないなど柔軟性の欠如があり…

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第61回 線維筋痛症と睡眠障害1

睡眠というのは人間が健康で暮らすために必要不可欠なものですが、なぜかこの大切な睡眠を軽んじてしまう傾向が、私にはありました。 そもそも眠るという事は当たり前にできることだと思っていました。 また、起きていなくてはいけない時にたまらなく襲って…

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた第60回 課題を資源に変える(8)

若い頃にはわからなかったことですが、歳をとると回り道したと思えることでさえ、全てが線になって繋がっていたことを実感することが多くなりました。 最初は絵を描く仕事を目指していたのに、営業マンになり、コンビニの責任者になり、今はカウンセラーです…

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第59回 課題を資源に変える(7)

おかしなもので自分の存在を自分が認められたことで、自分の人生がこれまで見たことのない輝きを放ちはじめた気がしています。 見ている風景は何てことのない日常なんですけど、毎日がキラキラしているなんて今までは思いもしていませんでした。 ですので、…

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第58回 課題を資源に変える(6)

肉親との関係がうまくいかないことに関していうと、自分がまだこの問題を資源にまでは昇華しきれていないかなと思います。 人間関係の改善に役立つ心理学を習いながら、それが親との関係では十分に生かせない。そのもどかしさは私も常々感じているところでは…

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第57回 課題を資源に変える(5)

「家を継げ。家庭を持て。結婚しろ。仕事をしろ。」これらは全て定期的に父親から私にいわれているメッセージです。本人は「話し合い」をしているつもりらしいのですが、事実は父の希望を一方的に聞かされるだけです。本当は父がしゃべってすっきりしたいだ…

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第56回 課題を資源に変える(4)

今回は少しヘビーなお話になります。 自分の存在が許されない感覚というのを想像してみたことはありませんか? 意識したことはないかもしれませんが、ふと「自分はこの場に相応しくない」と感じて周囲から距離をおいてみたり、あるいは「どうせ、自分なんか…

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第55回 課題を資源に変える(3)

私は7歳ごろからつねに死にたいと思っていました。ですが、今もなお生きています。しかも半世紀もです。「命を粗末にするのはよくない」という観念に縛られて、「死にたい自分はいけない自分なんだ」と思って生きてきました。死にたい人間が生きなければなら…

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第54回 課題を資源に変える(2)

これは実際にあったお話です。 まだわたしがうつ状態が酷く、心療内科や整骨院との往復しかできないでいた頃、契約していた携帯はガラケーでした。 しかも、ネットに接続しない一番安い契約でした。ところがあまりに待ち時間が長い。整骨院も一時間まちはザ…

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第53回 課題を資源に変える(1)

とある勉強会に出た時に「課題を資源に変える」という言葉を聞きました。なかなかいいフレーズだなあと思い、耳に残りましたので、そういう観点から今回はお話したいと思います。しばしおつきあいください。諺に「アバタもエクボ」というものがあります。本…

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第52回 線維筋痛症患者である私の個人的悩み(8)

今回は特にカウンセラーに向けて書いてみようと思います。 その前に線維筋痛症患者の悩みとして、主に取り上げられているのは (1)症状がつらい (2)自分の苦しみをわかってもらえない (3)金銭的負担 になるかな、と思います。なぜこの三つをピックアッ…

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第51回線維筋痛症患者である私の個人的悩み(7)

私が「幸せになりたくない」というと、大概の方は呆れると思います。しかし、よくよく考えてみると、私には小さい頃から「死にたい」願望がありましたから、自分の中では自然なことなんです。まあ、普通はみなさん死にそうな思いをしながら、生きたいと思っ…

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第50回 線維筋痛症患者である私の個人的悩み(6)

カウンセリングでは、問題を自力で突破していけるように、カウンセラーがお手伝いしていくことがあります。そのために過去の場面にしばしば身を置いて、あたかも今ここで感じているように、再体験するのです。 その場面や問題が本人にとっていやなものであれ…

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第48回 線維筋痛症患者である私の個人的悩み(5)

カウンセリングというのはかなりエネルギーを消耗する作業です。約90分から2時間ひたすら自分と徹底的に向き合うわけですから、これにかかる労力は半端ないわけです。労力がかかるとはいっても、扱うテーマが軽ければ軽いほど、金銭的にも心身的にも、負担が…

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第47回 線維筋痛症患者である私の個人的悩み(4)

カウンセリングではとにかく徹底的に自分と向き合う作業をしていきます。「自分は変わりたいんだ!」という確固たる決意がないと、かなり苦しい作業になります。得てして袋小路にはまっている時は、自分のいいところになど目がいきません。だいたい悪いとこ…

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第46回 線維筋痛症患者である私の個人的悩み(3)

痛みという見た目ではかなりわかりづらい悩みは、よく精神論を持ち出されやすいケースになりがちではあります。「根性でのりきれ!」「少しぐらい我慢しろ!」など。実は他人からこの様な言葉を頂戴した体験はそんなにありません。むしろ自分が自分自身にこ…