線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第52回 線維筋痛症患者である私の個人的悩み(8)
今回は特にカウンセラーに向けて書いてみようと思います。
その前に線維筋痛症患者の悩みとして、主に取り上げられているのは
(1)症状がつらい
(2)自分の苦しみをわかってもらえない
(3)金銭的負担
になるかな、と思います。なぜこの三つをピックアップしたかというと、自分がまず悩んでいることではあるし、比較的色んなところで目にする機会が多いからです。
(1)の場合は医療、(3)の場合は行政が主に担当することになると思います。で、カウンセリングの場合は(2)になるかなと考えています。
しかし、私のまわりのカウンセラーが誰一人として線維筋痛症のことを知らないんですよね。
口幅ったいようですが、私が心理学を習った学校は民間でも優秀な部類に入りますし、先生方も博識な方ばかりです。
しかし、病理に関しては心の病しか習いませんし、あまりに範囲を広げすぎると習う方も教える方も混乱します。
そもそも医師の資格試験に線維筋痛症が出題されだしたのが2009年からなのです。病理の専門家である医師ですら、線維筋痛症のことを知らないか方がいるのもまた現実なんですね。
ただし、「知らないで当たり前」にはしたくないので、私はブログなりSNSなりで発信し続けて、同業者にも関心を持ってもらいたいのです。
他人の苦しみはわからなくても、そこに寄り添える技術がある人がカウンセラーだと思っていますから。