線維筋痛症とともに生きている、 復活サポートカウンセラーが約4年間 心理カウンセリングを受けてみた

線維筋痛症患者でもある、cocoroharadaがカウンセリングと出会ってどう変わったかを綴っています。

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第50回 線維筋痛症患者である私の個人的悩み(6)

カウンセリングでは、問題を自力で突破していけるように、カウンセラーがお手伝いしていくことがあります。そのために過去の場面にしばしば身を置いて、あたかも今ここで感じているように、再体験するのです。

 

その場面や問題が本人にとっていやなものであればあるほど、突破は困難な作業になります。

実はこれまで私は数多くの過去の場面に身を置き、その都度死にたいくらい嫌な思いをしながら、一つ一つの問題を薄皮を剥がすように解決してきました。

普通はこれで大概の問題は解決してスッキリしていくのですが、もうやるだけやり尽くしたあとに私が進んでいく道は「自分が幸せになる体験に身をおく」ことしかありませんでした。

と書くとまるでイヤなことをはじめるように感じられるかもしれません。しかし事実私は自分が幸せになることに抵抗があるのです。

なぜなら「幸せになると自分はダメになる」「私は幸せになる資格がない」「私の人生は私が主役ではない」などといった感覚が強すぎて、その場にはすぐ身を置けるのですが、身を置いたら最後、葛藤状態から抜け出せなくなるのです。

問題を解決したい、幸せになりたい、というモチベーションがあってはじめて、葛藤状態から抜け出して、問題を乗り越えていく力が生まれるのですが、そもそも幸せになりたくない人間は、力を出そうにもそれを望んでいないため、出せないんですね。

そういいながら、問題は解決する気満々でカウンセリングを受け続けているので、私の中で真逆の望みが拮抗しあい、膠着してしまっているのです。

こう書いていて「なんて面倒臭い奴なんだ?」と我ながら呆れているのですが、4年間も大金と時間をつぎ込んで、カウンセリングにかけてきた労力を無駄にするのはもっとイヤな話です。

もはや引き返せないところまで歩みを進めてきた私には、私が芯から望まないにも関わらず、「幸せになるしかない」のです。これが目下最大の悩みですね。