線維筋痛症とともに生きている、 復活サポートカウンセラーが約4年間 心理カウンセリングを受けてみた

線維筋痛症患者でもある、cocoroharadaがカウンセリングと出会ってどう変わったかを綴っています。

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第55回 課題を資源に変える(3)

私は7歳ごろからつねに死にたいと思っていました。ですが、今もなお生きています。しかも半世紀もです。

「命を粗末にするのはよくない」という観念に縛られて、「死にたい自分はいけない自分なんだ」と思って生きてきました。

死にたい人間が生きなければならない、というのは目指すベクトルが真逆すぎて、かなり苦しいはずなんですが、そういう自分を叱咤しながら過ごしてきました。

その負荷が身体に過重な負担を強いて、痛みやうつ、低体温という諸症状をひきおこしたとも考えられます。

そういう自分を許せなくて長い間キツイ思いをしてきましたが、とある講座で「死にたい自分」を許し受け入れるワークを体験しました。

すると、命を粗末にしようとしたダメな自分を受け入れられたんですね。これも初めてのことでした。このダメさを感じて受け入れたことで初めて自分が楽になれました。

ダメな点をみつけ、改善をはかり、問題解決するというのは私の場合、真の意味での解決にはならなかったのです。この方法はどっちかというとこれまでの日本がとってきた問題解決の取り組み方でしたが、この複雑な世の中で、原因をひとつにしぼることはもはや事実上不可能になってきています。

ましてや今のところ、原因がわからない線維筋痛症において、何がだめでこうなったのかを明らかにするのは相当困難なことだと思います。今までは間違った自分を許せませんでした。病気になった自分が許せませんでした。

しかしいろんな出会いがあって、また様々な方の助力を得て、やっと自分を許せるところまできたのです。これはとても私にとって大きな出来事でした。