線維筋痛症とともに生きている、 復活サポートカウンセラーが約4年間 心理カウンセリングを受けてみた

線維筋痛症患者でもある、cocoroharadaがカウンセリングと出会ってどう変わったかを綴っています。

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第46回 線維筋痛症患者である私の個人的悩み(3)

痛みという見た目ではかなりわかりづらい悩みは、よく精神論を持ち出されやすいケースになりがちではあります。

「根性でのりきれ!」「少しぐらい我慢しろ!」など。実は他人からこの様な言葉を頂戴した体験はそんなにありません。

むしろ自分が自分自身にこういうハッパをかけて鼓舞し続けてきた結果、2年間の寝たきり生活をおくる羽目になりました。

厄介なのはイヤな事をいう他人は物理的に遠ざければ何とかなるのですが、自分自身を物理的に遠ざけることは不可能です。

そうすると、自分自身の考え方を変える、行動を変えること、が必要になります。私が自然とカウンセリングを受ける様になっていったのも止むに止まれず必要に迫られたからなんですね。

実際厚生労働省が出している慢性痛患者のためのセルフケアガイドブックにも、行動と思考を変えるカウンセリングの必要性が説かれています。

しかし、特に私の場合、思考と行動を変えるだけでは痛みがとれなかったわけです。もしかしたらこの二つだけ変えられて、劇的に変化した方もおられるかもしれませんので、あくまで「私の場合は」というだけです。

先ほども書いた通り根性論で自分を鼓舞し続けてきたのは、ほかならぬ自分自身です。ですから根本から自分が変わらない限り、問題解決の糸口はみえないのです。

それがわかりはじめた時、「これは長い旅になりそうだ」と感じました。実際カウンセリングを受け始めて4年が経過し、今もなお自分と向き合い続けているわけですから、確かに長旅であったわけですね。