線維筋痛症とともに生きている、 復活サポートカウンセラーが約4年間 心理カウンセリングを受けてみた

線維筋痛症患者でもある、cocoroharadaがカウンセリングと出会ってどう変わったかを綴っています。

線維筋痛症とともに生きている、 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた 第101回プロレスとアニメと線維筋痛症(3)

今回三題噺としてお話する、プロレスとアニメと線維筋痛症には、とある共通点があります。それは「そこに確かにあるのに、なかったような扱いをされている(されていた)」点です。

近年プロレスがブームといわれていて、新しくファンになられて観に来られるお客さんも増えているせいか?以前よりマスコミに取り上げられる機会が増えたように思います。

しかし、プロレスに関していえば、いわゆる三大新聞といわれているマスコミの紙面にはまず登場しません(マスコミの報道姿勢云々を書き出すと本題から逸れますので、事実だけ書きます)。

アニメも久しく「子どものみるもの」として大人の目には触れない日陰の道を歩んできました。「いい歳した大人のアニメファンは犯罪予備軍」という扱いは、今でこそ薄らいではいますが、世の中から偏見が消えたわけではありません。

さて、線維筋痛症ですが、字面が難しいせいか、覚えにくいのか、一回ではなかなか伝わりませんし、そもそも「痛みは我慢すればいい話」という社会的な思い込みは、しばしば患者のメンタルを傷つけます。

それこそ神経細胞ミラーニューロンを、額面通り「共感」に使えたら万事解決となりそうなもんですが、ミラーニューロンには「同調圧力」にも共感してしまうわけで、このあたりのコントロールが自分ではできません。

病気のことをことさら強調して声をあげていくと、「病気自慢」というレッテルも貼られてしまうのですが、かといって、偏見や思い込みの前にただ黙って辛抱するだけでは何の解決にもなりません。

それでも声をあげ続けていくことで、もしかしたら同調圧力ではなく、こちらの立場に共感してもらえるかもしれません。

いくら同調圧力がことさら強い日本の社会であっても、その可能性だって0ではないはずですから。

こちらに同調してもらえる方がたとえ一人でも、その一人に向けて発信し続けていくことも大切ではないかな、と私は思います。