線維筋痛症とともに生きている、 復活サポートカウンセラーが約4年間 心理カウンセリングを受けてみた

線維筋痛症患者でもある、cocoroharadaがカウンセリングと出会ってどう変わったかを綴っています。

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 二十四回・私の病気は線維筋痛症だった (6)

全ての物事には肯定的な意味があるという考え方が、心理学にはあります。それがネガティヴなものであったとしても、です。

たとえば…出かける予定があったのに、体調が急変してキャンセルせざるを得なくなった場合、あなたならどう考えるでしょうか?

「せっかく楽しみにしていたのに、こんなことになって、気分も悪いし、体調もすぐれない。普段から気をつけていたらこんなことにはならなかったのに…本当に俺はダメな人間だ。だから何やってもうまくいかないんだ」

ちなみに以前の私だとこんな風に考えていました。大袈裟に書いているように思われる方もいるかもしれませんが、これに近いことはつい最近まで自分の中では当たり前のことでした。

「出かけるつもりだったけど、体調が悪いのに無理して出ても楽しめないから、今日は一日のんびりしよう」と捉えられたら、ここまで自分を責めなくて済んだのかもしれません。

物事は捉え方、考え方次第で同じ出来事をいかようにも変えられます。「ネガティヴ思考よりポジティブ思考がいいに決まっているんだから、前向きに考えないと!」というのも私のよくありがちな思考パターンでした。

こういう私だからこそ「ネガティヴな出来事にも肯定的な意味がある」という考え方を受け入れられたのかもしれません。ネガティヴを全否定して無理やりポジティブシンキングしようとしても、身にはつきません。

よく言われがちな「くよくよしても仕方ないよ。明るく元気に生きていけばいいことあるよ」的なアドバイスは実を言うと、私みたいなタイプの人間にはあまり入らないメッセージなんですね。

「ネガティヴにもポジティブにも肯定的な意味がある」という考え方を知ることで、私ははじめて自分を肯定的に捉えるコツを身につけられたのだと思います。