線維筋痛症とともに生きている、 復活サポートカウンセラーが約4年間 心理カウンセリングを受けてみた

線維筋痛症患者でもある、cocoroharadaがカウンセリングと出会ってどう変わったかを綴っています。

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第二十八回・心理カウンセラーへの道(2)

私は寝たきり生活を約2年経験してますが、

厳密にいうとずっと寝たきりだったわけでは
なく、キャリアカウンセリングに行ったり
通院等はしていました。
 
ところがこれは私の本意ではなく、一日も
早い社会復帰を強く望んでいた両親の方針
でとにかく外出させられていたわけです。
 
車の中で嘔吐したあとですら「車を出せ」と
いって運転させられたほどでしたから、この
程度は当たり前でしたが、この時うつ患者と
して手厚く扱われていたら、今の自分はなか
ったのですから、本当にネガティブなことに
も肯定的な意味があったんだなあと思える
ようにはなりました。
 
うつ病患者にとって無理やり外に出すより
まず休息、という前提があること自体まだ
世の中に知られていませんでしたから、
意外と青ざめた様子で散歩している人を
見かけると昔の自分と重ね合わせてみたり
することもあったりします。
 
今だと反発できるんですけど、当時はもう
そうした気力自体がありませんでしたから
ただいわれるままに動いていたにすぎません。
 
しかし、このキャリアカウンセリングと通院
という二本柱は次第に私の生活の核になって
いきました。当時通院していた病院は待ち時間
3時間(~6時間)で、診療5分でしたし、両親
はこんな感じでしたから、「誰も私のことを
理解してはくれないんだ」という諦めに似た
気持ちを強く持っていました。
 
そんな私だからこそただ聴いてもらえるだけの
場だったキャリアカウンセリングがオアシスに
なったんだと思います。