線維筋痛症とともに生きている、 復活サポートカウンセラーが約4年間 心理カウンセリングを受けてみた

線維筋痛症患者でもある、cocoroharadaがカウンセリングと出会ってどう変わったかを綴っています。

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第二十七回・心理カウンセラーへの道(1)

私が最初に寝たきりになる一年くらい前から月二回キャリアカウンセリングを受け続けていました。

実はカウンセリングとの出会いは、心理とは無関係なキャリアカウンセリングからだったのです。

キャリアカウンセリングというのは、簡単に言うと、再就職に
あたり、面接の仕方や、履歴書などの書き方をキャリアカウンセラーさんが教えてくださるものです。

当時はまだ動けるようになったとはいえ、働くには不安だらけでした。よくよく考えてみるに、二十年一般社会で働いてこられた事自体が奇跡みたいなもんなんですが、当時は早く社会復帰したいという気持ちばかり焦っていました。

身体がフラフラしているにも関わらず病院帰りにハロワにいき、絶望して帰るという日々を繰り返していました。
 
 
私が離職した直後にたまたま県が、再就職相談窓口としてキャリアカウンセリングを無料で受けられるサービスをはじめました。寝たきりになる前は、ここをとっかかりに再就職するつもりでいました。
 
しかし病状が悪化し、就職どころではなくなり、この相談窓口がいつしか毎日の鬱屈した生活の吐き出し口に変化していきました。
 
長い病院のは待ち時間、病状に理解のないハロワに対する不満、家族の無理解…吐き出したいことは一杯ありました。
 
カウンセラーさんはそんな私の話を遮るでなく、時に相槌、頷きなどを入れながら共感してくれました。後々これが心理カウンセリングでいうところの傾聴だと知るのは、まだだいぶん先のことでした。