線維筋痛症とともに生きている、 復活サポートカウンセラーが約4年間 心理カウンセリングを受けてみた

線維筋痛症患者でもある、cocoroharadaがカウンセリングと出会ってどう変わったかを綴っています。

線維筋痛症とともに生きている、 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた 第92回ミラーニューロンと理想の自分(2)

ものまね細胞、共感する細胞と呼ばれているのが、ミラーニューロンという神経細胞です。

テレビドラマや映画などの悲しいシーンを観てそれが演技だと解っていても、感情がたかぶり涙が溢れることがあります。これがミラーニューロンによるものなんですね。

また、プロレスや格闘技などを観戦していると、手に汗を握り興奮していることもあります。

これらも実はミラーニューロンの働きによるものです。実際に自分が体験していなくても、それを見ただけで、ミラーニューロンが活性化して、脳の中で同じように再現します。

ですから、実際に、それを体験するときに活動する細胞が、同じように働くのです。プロレスの場合特に相手が痛いと思うかより、観ているお客に痛さを伝えることに重きをおいていますから、ミラーニューロンの働きを最大限に利用したスポーツエンターテインメントだとも私は思っています。

ミラーと名がつけられているのも、見たものを脳内に鏡のようにに映し出し、自分の中で再現しているからです。

となると、成功感覚や、負の感情だけでなく、痛みも伝染するのかな、とふと考えてしまいました。もちろん線維筋痛症とミラーニューロンに因果関係は今のところ見出せてはいません。

ただ、個人的には線維筋痛症患者の方々って、痛みを知りすぎている分、他人の痛みもわかりすぎてしまうのではないだろうかな、と私は思うのです。

伝染するというと流行病みたいであまりいい感じはしませんが、エンパシー能力が強すぎて痛みを強化してしまう可能性もなくはないかな、などとここ最近は考えたりしています。

そうすると痛みに共感できる能力が高い線維筋痛症患者が、世の中でできることはかなりたくさんあるような気がしているのです。