線維筋痛症とともに生きている、 復活サポートカウンセラーが約4年間 心理カウンセリングを受けてみた

線維筋痛症患者でもある、cocoroharadaがカウンセリングと出会ってどう変わったかを綴っています。

線維筋痛症とともに生きている、 - 復活サポートカウンセラーが約 4 年間- 心理カウンセリングを受けてみた - 第81回 ブラック企業と働き方について(12)

線維筋痛症の人の性格傾向ですが、強迫傾向、完全主義、執着性、自己犠牲、攻撃性、几帳面さ、不安傾向、抑うつ傾向、真面目、模範的、頑張り屋さん、自己抑制的、他者の評価を気にすること、周囲の期待に応えようとする過剰適応などがあげられています。

実はこれらは全部私に当てはまっているので、指摘されると耳が痛いのですが、自分でもブラックな働き方を選択しやすい性格ではないかなと思っています。

これもいつの間にか自分の信念になっていたのですが「貰う給料の3倍働いて一人前」という考え方をつい最近まで美徳だと信じていました。

だから、今ても楽してお金を稼ぐことに嫌悪感をものすごくもっています。しかし体調の状態によってはフルタイム働くことは不可能な場合もあるわけですし、そもそも働く時間が短い=楽している、事とは違いますよね。

更に「貰う給料の3倍働く」ことが美徳かといわれたらこれもおかしな話です。言い換えたら自分の価値を給料の三分の一にして働いているといえますから、そうすべき根拠もないわけです。

このような間違った決めつけ、思い込み、信念を外していくことは大変にこわいことです。なぜなら苦しくてもそれが今までやってきた馴染み深いものだからです。だから手放したほうが楽になれるのに、そうできないわけです。

ですから、そのこわさとは向き合っていく必要があるのです。たとえそれが苦しいことだとしても、本当に自分が心から生きたいと願う人生を送るためには。

自分がブラックな働き方を選ばなければ、ブラック企業と出会う可能性も低くなるでしょう。自分の生きたい生き方を実現するのも、また搾取され続けて疲弊し、病んでいく人生を選択するのも結局は自分自身なんですね。